当店で取り扱っている衣類クリーニングの特殊加工の中には、「シーラーパック」や「ロイヤル真空パック」というものがあります。
袋の中に入れて保管するこれらの加工、圧縮袋とは何が違うのだろう?と感じる方もいらっしゃると思います。
カビや虫食いの原因は…
クローゼットの中で大切に保管していたのにカビや虫食いの被害に…という経験はありませんか?
タンスやクローゼットは締め切ってしまうため通気性が悪く、思っている以上に湿気がたまりやすくなっています。
また、頻繁には掃除しにくい場所なのでホコリなどの汚れもたまりがち。
高湿度な環境を好みホコリなどを栄養分とするカビや虫が発生しやすい場所となっているのです。
無酸素状態にすることでお品物を守る
各加工は以下のような方法で行われます。
シーラーパック ⇒ 密封性の高い特殊なフィルムに収納し、お品物と一緒に脱酸素剤を封入して製造。
ロイヤル真空パック ⇒ 密封性の高い特殊なフィルムに収納し、不活性ガスを充てんして製造。
どちらの加工も、袋の中を無酸素状態にすることによって湿気やカビ、虫食いなどからお品物を守ることができます。
また、圧縮袋は袋内の空気を抜いてお品物と密着するので、保管している間にシワがついてしまう心配があります。
しかしこれらの加工なら過度な圧をかけずに袋内に余裕がある状態で仕上がるので、風合いを大きく損ねることなく保管していただけます。
加工できるのは衣類だけじゃない!
あまり知られていませんが、衣類だけでなく、靴やバッグなどもシーラーパックが可能です。
思い出の品や大切に保管したいブランド品、しばらく着用しない衣類や靴など、大切なお品物を保管する際にぜひご利用くださいませ。