コロナ禍で着物を着る機会が減ってしまい、タンスの中で眠っている着物はありませんか?
そのまま放っておくとカビや変色の原因になり、いざ着用しようと着物を出したらカビが大発生していた!!という事にならない為に、これからの季節にピッタリのご家庭でも出来る「虫干し(陰干)」というお手入れ方法をご紹介します。
虫干しは大切な着物を湿気から守るとても大切な作業です。
年に3回行うのが望ましいですが、1回でも構いません。
長く大切に着ていただく為に湿気を取り除いてから保管しましょう。
虫干しの最適な時期は?
・7月下旬~8月上旬・・・・・・梅雨の時期に吸った湿気を取ります。
・9月下旬~10月(秋晴れ)・・・・・・夏に付いてしまった虫やほこり等を取ります。
・2月頃・・・・・・一番寒く乾燥している時期に湿気を取ります。
最適な時間帯は?
2、3日晴れの日が続いた日が最適です。
しっかり晴れた日に、風通しがよく日光が当たらない所で3~4時間干しましょう。
朝と夕方は湿度が高いので10時~15時あたりがベストです。
着物用のハンガーが無くても洋服用のハンガーで構いません。
ただし、長時間干しておくと表と裏地のどちらかの生地が下がってしまい、ダブつきの原因になるので気を付けましょう。
どうしても干せない場合はタンスの引き出しを開けて年に数回(4、5回)空気の入替えをするだけでも湿気対策になります。
この時に底に入っている着物を上のものと入替えする事も忘れずに!
もしカビが発生してしまっていたら…
着物を広げたらシミや変色、臭いなどないか確認しましょう。
もし気になるようでしたら当店へお任せください!
タトウ紙も確認を!
タトウ紙はチリやほこりだけではなく湿気からも守ってくれます。
ですがタトウ紙にシミがあると着物にも付着してしまいます。
汚れがあった場合は新しいものに取替えましょう。
汚れが無いタトウ紙は着物と一緒に陰干しをして湿気を取りましょう。
きれいに保管するならこんな加工もオススメ
今のきれいな状態を保ちたい、着る機会が少ない着物は当店の【ロイヤル真空パック】がお勧めです。
防虫、防カビ、防湿、変色防止になりますので、ぜひご利用ください。